現在、準決勝と白熱しているバスケットボールワールドカップで日本は富永啓生選手の活躍もあり、パリオリンピックの切符を勝ち取り、良い形で大会を終えることができました。
さて今回ですが、この今大会での縦役者である富永啓生がNBAでドラフトされ、通用するのか考えてみようと思います。
富永啓生
富永選手は現在22歳、Big 10というカンファレンスに所属しているネブラスカ大学でプレイしてそもそも
身長は188㎝とNBA基準でいえばPGの身長となるのですが、SGとしてネブラスカ大学では起用されています。
そんな彼のプレイスタイルはというと呼んでいる方のほとんどはご存じだと思うのですが、3PTシュートを得意としており、和製ステフィン・カリーという異名を持つ選手です。
富永啓生は2023年ドラフトにアーリーエントリーをして一度はドラフトに挑戦し、インディアナ・ペイサーズとのワークアウトから少し経ったあたりでもう一年ネブラスカ大学でプレイすることを発表しています。この一度アーリーエントリーをしたのはおそらくNBAのスカウトに名前を売るためであると考えられます。
ではまず肝心なそもそもNBAドラフトにかかる可能性があるのかという話ですが、これは大いにあると思います。一巡目指名が無理であるにしても二巡目指名をされる実力は今の段階でもあると思います。もし彼が昨シーズン後半の活躍をシーズンを通して見せていたのならば、一巡目もなくない話になってくると思います。
NBAプレイヤーになってから
今度はドラフトされてからNBAに定着できるかについて考えていきます。
まずNBA選手のわかりやすい示表である身長から考えます。
188cm(6ft 2inches)のNBA選手
- ステフィン・カリー
- デイミアン・リラード
- ジェイレン・ブランソン
- タイリース・マキシー
- コリン・セクストン
- イマニュエル・クイックリー
- タイアス・ジョーンズ
- スクート・ヘンダーソン
- デアンソニー・メルトン
- モンテ・モリス
- ゲイリー・ペイトン
- ボーンズ・ハイランド
- リッキー・ルビオ
- レジー・ジャックソン
- マイルズ・マクブライド
- デニス・スミス. Jr
- セイベン・リー
- マック・マクラング
- ジャマリー・ブイエ
に上記の選手を見てもらうとコンボガードとPGしかいないことがわかると思います。
富永はというとポジションはSGであり、PGではありません。じゃーPGに転向すればいいじゃないと思うんですが、そんな簡単な話でもないんです。
先日まで行われていた日本のワールドカップでの試合を見ていても感じるのが、富永はハンドリングがそこまでうまくはありません。現状ボール運び、プレイメイキングをNBAレベルでさせられません。
また彼の持ち味の3PTからの得点力ですが、点の取り方のほとんどがオフボールからのスクリーンなどを使い、フリーになったときでのキャッチアンドシュートが多いです。ドリブルからのプルアップ3等は見られません。つまり試合等で自分でクリエートしてからのオフェンスが得意ではないということになります。スクリーンやセットプレイを作ってオフェンスをすればいいじゃんとなりますが、2巡目指名で入った選手には通常こんなことはしてもらえません。
相手のディフェンスのレベルを上がります、おそらくチェックに来る選手のフィジカル、身長はカレッジレベルの比ではありません。
ディフェンスに関しては彼は穴でしかないので、NBAレベルでは話になりません。
起用方法
ここまで彼に対して辛辣なことを書いてきましたが、私は富永啓生が大好きです。
なのでどのようにしたら彼が生き残っていけるのか考えていこうと思います。
彼のプレイスタイルとNBAを照らし合わせてみると見えてくるのが、6thマンです。NBAの6thマンには様々なタイプの選手がいますが、圧倒的にオフェンスマシンが多いし、そのような選手が良い評価を受けます。
では彼はというと紛れもなくオフェンスマシンであり、すぐに温まる電子レンジタイプの選手ですのでこのような起用方法は効果的だと思います。またディフェンス面でも6thマンになればある程度は穴をふさぐことができると思われるのでそこに活路があると思います。
ただそのためにはやはりドリブルからのクリエイトなり、シュートを磨かなけねばならないと思います。
まとめ
今回は富永啓生がNBAで通用するのかというのを書かせていただきました。(めちゃくちゃ個人的な意見です。)
現在の段階でもNBAのドラフトには個人的にはされると思っていますが、NBAに定着できるレベルにはないと思っています。定着するにはディフェンスという面は才能という部分も多いと思うので鍛えるのも厳しい部分もあると思うのですが、ドリブルやクリエイトに関しては鍛えられる部分だと思うので、これからの彼が楽しみですね。
私自身、彼の大ファンなので応援したいと思います。
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