日. 7月 21st, 2024

先日まで行われていたNBA2022-2023シーズンではMVPレースが最後まで白熱し、ヤニスヨキッチエンビードの中で誰がMVPにか輝くかわかりませんでした。しかしながら結果的には3年連続ヨキッチとはならず、エンビードがMVPとなりました。

さて今回はこのMVPとコービーに関する話を進めていこうと思います。


コービー・ブライアント

コービー・ブライアントは1996年にドラフトされ、ロサンゼルス・レイカーズでプレイをはじめ選手生命すべてをレイカーズに捧げた、言わずと知れたレジェンド中のレジェンド選手です。

実際どれほどの評価をされているのかといえば、多くのNBAファンは5度の優勝に輝いたこともあり、歴代でもTOP10に入る偉大な選手というように考えています。

個人的な意見を言うとするならば、もちろん彼はTOP10選手であるとは思うのですが、NBAを知らない人にわかりやすく、日本野球界で例えるとイチローと思っています。

さてこれほどまでに世間からの評価が高いコービーですが、獲得したシーズンMVPの数はなんと1つしかありません。

TOP10になるまでの選手なのにもかかわらず1つしかMVPトロフィーをもっていないのは少し不思議じゃないですか?

MVPは盗まれている

これほどまでにファンが多いコービーまでになるとコービーがMVPシーズンになるべきであったシーズンは複数あったということがよく言われます。つまり彼がMVPシーズンになり得たシーズンは他の選手にMVPが盗まれたということである

2002‐2003シーズン

最初にコービーがMVPを盗まれたシーズンは2002‐2003シーズンです。

この年はコービーは勿論のMVPレースに参加していました。ティム・ダンカンも同じくレースに参加しており、その年の彼らの主要スタッツは↑の画像のようになっています。ここでの差を見るとコービーがMVPであるという様に見えますが、この年のMVPに輝いたのはティム・ダンカンでした。


はたから見たらコービーはMVPをダンカンに盗まれたように思えますよね。

2005‐2006シーズン

このシーズンも同じく彼はMVPを盗まれました。


この時MVPの有力候補はスティーブ・ナッシュコービー・ブライアントでした。この時の二人のスタッツが次になります。

この年のナッシュは昨シーズンにMVPを獲得したうえで、得点数を伸ばし、前年と同様にアシストを2桁に乗せました。対してコービーは得点数で化け物見たいな数字をたたき出しています。

単純にスタッツでこの二人を見比べると、おそらくMVPになるのはコービーでしょう。

しかしながらこの年も彼は賞を盗まれ、結果ナッシュがMVPに2年連続で輝きました。

2006‐2007

その翌シーズンの2006‐2007にも彼は家の戸締りを怠りまたまたMVPを盗まれました。

この年も勿論のコービーはMVPレースを争っていました。彼と同様にトップを争っていたのがダラス・マーヴェリックスにいました。その名もダーク・ノビツキーです。

というわけでまた彼らのスタッツを見ていきましょう。

↑の画像が二人のスタッツラインです。どちらもえげつない数字をたたき出しているものの、やはりスタッツだけ見比べればおそらくコービーがMVPに輝くべきというのは一目瞭然ですよね。

しかしながらMVPを授賞したのはダークでした。

これで盗まれたのは3回目ですね。

ではなぜ彼は3回もMVPを盗まれているのでしょう

NBAシーズンMVPの選考基準

彼が3回もMVPを盗まれたのにはシーズンMVPの選考基準に問題があります。

NBAシーズンMVPの選考基準はNBAが公式に発表しているものはありません。しかしながら過去の選出の傾向から見えてきたことがあるのです。

NBAシーズンMVPは1982年以降、50勝以上しているチームの選手から選ばれています。また暗黙の了解で、少なくともそのチームが優勝争いができるというチームである必要があり、MVPを獲得する選手はそのチームのベストプレイヤーに与えられ、どれだけチームを勝たせられるのかで選出されているのです。

つまりMVPに輝くには選手個人の能力ではなく、優勝争いができるチームでその選手が勝ちに多く貢献する必要があるのです。

ではコービーはこれまで書いてきたMVPを盗まれたシーズンに何勝したのかを見ていきましょう。

  • ティム・ダンカンに盗まれた2002‐2003シーズン
    ティム・ダンカンのサンアントニオ・スパーズは60勝
    コービーのレイカーズは50勝
  • ナッシュに盗まれた2005‐2006シーズン
    ナッシュのサンズは54勝
    コービーのレイカーズは45勝
  • ダークに盗まれた2006-2007シーズン
    ダークのマブスは67勝
    コービーのレイカーズは42勝

上記の勝利数を見ると2002-2003シーズンのレイカーズは優勝候補ではあったもののスパーズと比べてしまうと勝利数で劣ってしまう。またこの年のこの二人の選手のどれだけ勝利に貢献したかという数値(ウインシェアー)を見てみるとダンカンが16.5コービーが14.9となっている。これを見るとダンカンがMVPというのは納得ができるだろう。

2005から2007年のレイカーズは平均して1シーズンに43勝となっており、NBAを見ている人はわかると思うが、とても優勝候補といえる勝利数とは言えない。なのでナッシュダークがMVPに輝いたことにも納得がいく。

つまり彼はMVPを盗まれたのではなく、正当な形で彼らにMVPを受け渡したというのが真実である。

まとめ

NBAの偉大な選手TOP10に入るコービー・ブライアントですが、シーズンMVPを1度にしか授賞していません。これについてよく言われるのはコービーはMVPを盗まれたということである。これは彼の個人スタッツに注目した場合は真実であるといえる。しかしながらMVPの選考基準である、チームの勝利に貢献できているのかということに焦点を合わせた場合では彼のMVPは盗まれたのではなく、正当に他の候補に渡されたということである

あと一応書いておきたいのは、僕はこの記事に書いてある、すべての選手が大好きです。決して批判をしているわけではないです。

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